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2008年9月 8日 (月)

惰性走行で燃費20%アップ!?

自動車ニュース&コラムの8月25日号に出ていたこの装置、なかなかいい目のつけドコロと思う。

以下転載-------------------------------------------

◆惰性走行中にオートマチック車のシフトレバーを「N」にする燃費向上装置

 福岡県久留米市にある従業員12人の「立山自動車工業」が開発した『ニュートラン』で、価格は取り付け代を含む11.8万円。これまでに7台に販売し、仕事で毎日車に乗る塗料販売会社の男性(47)は、16%燃費が向上したという。

 加速後、アクセルペダルから足を離すと、装置と変速機をつなぐワイヤが働き、シフトレバーが自動的にドライブ(D)からニュートラル(N)に入り、エンジンと変速機が切り離され、慣性で走る仕組みで、ドライバーが再加速したりブレーキを踏んだりすれば、自動的にDに切り替わる。

 昨年10月に福岡県工業技術センター化学繊維研究所の助言の下、試作品を完成。道路運送車両法と道交法違反に当たらないことを国に確認の上、今年7月末に商品化し、装置の特許を取得した。安全性や耐久性の見極めが必要との指摘があるが、注目を集めそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080825-00000022-nnp-l40
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/43492

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ベクトラには当時としてはとっても高機能な燃費計が付いていて、特に瞬間燃費計を活用しているんだけど、前からニュートラル走行(エンジンはアイドリング)をしたままで惰性走行すると瞬間燃費が10km/Lくらい良くなるのは分かっていた。だけど、せいぜい環7の陸橋下りとか、赤信号の手前で使う程度にしていた。

でもこのニュースをみて、普通に走る時もN惰性走行を実行してみることにした。

運転法は、市街地での発進は40km/hあたりで一旦Nにしてみて、まだ速度が上げられるようなら60km/hまで上げてNにする。加速が終わったらN、赤信号が見えたらN、道路が下り気味になったNという具合に、ちょっとでも惰性が効く状況であればNにして走る。幹線道路なら70km/hまで上げて、50km/hまで速度が落ちたら再びDにいれて加速する。もちろん、前後のクルマとの車間や道路の勾配を見て、他車の迷惑にならない程度になるべく惰性を使うようにしてやる。信号待ちもDよりNの方が燃費がイイので止まったらNにする。ベクトラには世界で2番目くらい(ヴィータが世界初?)に搭載されたニュートラルコントロールが搭載されているが、それでもNの方がいい。また、6秒以上停止するならアイドルストップも行う(暑くない時)。

こうやってみると、N走行にしても前車と急に離されるワケではなく、路面勾配が多少でも下りなら等間隔、場合によっては勢いがついて車間が詰まることもあって、結構惰性が使えることが分かった。

この時燃費計を見ていると、発進加速では2~4km/L 定常走行からの緩い加速では6~10km/L、惰性時の燃費は40~60km/hなら40~60km/Lとなる。ベクトラは、アイドリング時で1~1.1L/時の消費量なので、Nで惰性走行している場合、スピードメーターの指示と瞬間燃費の数値はほぼ同じになる。なおエアコンを使うとアイドル燃費は1.3~1.8L/時になり平均1.5L/時と考えると、N惰性走行時は26~45km/L程度になる。

Dレンジ60km/hアクセル一定での瞬間燃費は11~17km/Lなので、加速とN惰性の繰り返しで平均値が上回ることも不可能ではなさそうだ。

論より実験で、まずは市街地テスト。ラーメン屋を探しながら環7を加平から目黒通りまでグルッと回ってみた。ここは陸橋のアップダウンや赤羽付近の登坂もあるが、流れは50~70km/h。平均燃費計をリセットしてスタートすると、はじめは8km/L程度なのがN惰性を使うとドンドン燃費が上がってきて、9、10と徐々に平均値が良くなってくる。信号があると加速で一気に悪くなるが、N惰性で伸びるというのを繰り返し、終了時は11.1km/Lを記録した。これが従来は8、良くて9km/L。郊外あるいは高速走行を交えないと10km/hには絶対届かないので、一気に19%アップ(ただしアイドルストップ併用)したことになる。

これに気をよくして、高速道路でも使ってみる。こちらは80~110km/hでの走行となるので、N惰性中の瞬間燃費は70~100km/Lになるし、落ちた車速を取り戻す時の加速燃費も8km/L程度で済ますことができて、平均燃費は大幅に良くなってきた。高速でD-N-Dを繰り返すのはあまり気分の良いものではないが、N→Dにする時にはエンジン回転を多少上げて回転合わせをしたりして、なるべくショックを少なくしてやった。

そうしてみると、片道70km/hのルートで往路は16.7km/L、復路は17.4km/Lという自己ベストを記録!! 今までの高速走行の最良値は名古屋へ行った時の16.5km/Lで、この時はタイヤが標準サイズの195/65/15で今は205/55/16。だいたい、標準で14.5km/Lだったのが205タイヤで12.5km/L程度になっていたので、往復平均17.05km/Lでおよそ36%もアップしていることになるのだ。

Ca3208_2 高速道路での数値は、以前は走行車線や追い越し車線の走行がメインで、今回は走行車線の左も使っているという点で大きく違うのだが、ベクトラ(のような欧州車)は車速を上げた方が燃費が良くなる傾向にあるので(80より120km/hの方がスムーズで燃費も良い)平均車速が多少落ちるのを厭わなければN惰性走行はものすごい省エネ走行になる。ただ、日産車はNにしてもAACバルブがアイドルアップしたことがあるので、あまり省エネにならないかも。

また、駆動方式が4駆とかFRになると、同じように惰性が効くかはちょっと疑問で駆動系のロスが少ない横置きミッションのFFが最も有利だろう。理想的にはデフかドライブシャフトかハブにフリー機構が入っているとさらに惰性走行距離が伸びると思う。

惰性走行で省エネというのは目新しくはないと思うし、1935年あたりのクルマのメカにも採用例があるらしいが(これはエンジン騒音対策らしい)、運転法だけで2~3割も省エネになるというのは、今さらながら驚きだ。ただ、もしATが壊れたりすると大損害なので、リスク覚悟が必要かも。

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